【実体験】7年乗ったセレナを手放した。走行距離20万キロでも12万円で売れた話

先日、7年間の相棒だったセレナを手放しました。

走行距離は20万キロ

「そんな過走行車、値段つかないでしょ」と思いますよね?

私もそう思っていました。正直、廃車費用を払って処分することになるかも…と覚悟していたんです。

でも結果は、12万円で買い取ってもらえた

そして今は車を持たない生活をしています。タイムズカーシェアとニコニコレンタカーを使い分ける生活。これが意外と快適で、しかも圧倒的に安上がりなんです。

今回は、20万キロの過走行車を売った経験と、車を手放してからの生活について正直に書いていきます。

この記事の内容


  • 20万キロのセレナを売るまでの経緯
  • なぜ12万円で売れたのか?
  • 車を手放してカーシェア・レンタカー生活へ
  • 維持費の比較:持つ vs 持たない

7年間、20万キロ走ったセレナとの別れ

なぜセレナだったのか

一人社長として仕事をしながら、高校生と中学生の息子2人を育てています。

7年前にセレナを買った理由はシンプルで、「家族4人+犬が乗れるミニバンが欲しかった」から。

部活の送迎、家族旅行、キャンプ、愛犬を連れてのドライブ…。セレナは本当によく働いてくれました。
手放したセレナのスペック
車種 日産 セレナ(C26型)
年式 2018年式
走行距離 約20万キロ
状態 エンジン好調、外装に小傷あり、内装はそこそこ
車検 残り3ヶ月

20万キロ…どう考えても売れないと思っていた

走行距離20万キロ。

一般的に車の寿命は10万〜15万キロと言われています。20万キロなんて完全に「過走行車」。

正直、こう思っていました。

当初の予想
  • ディーラーに持っていっても「値段つきません」と言われるだろう
  • 廃車費用(2〜3万円)を払って処分することになるかも
  • 良くて0円引き取り
でも、せっかく7年間お世話になった車。少しでもお金になるなら…と思って調べてみることにしました。




20万キロのセレナが12万円で売れた理由

まず、ディーラー下取りは論外だった

最初に近所の日産ディーラーに持っていきました。

結果は予想通り、「査定額0円です。廃車手数料をいただきます」

やっぱりな、と思いつつも諦めきれず、ネットで調べてみることに。

すると、「20万キロでも買取してくれる業者がある」という情報がたくさん出てきたんです。

過走行車でも値段がつく理由

調べてわかったのは、20万キロの車でも価値がある理由が3つあるということ。

20万キロでも値段がつく理由
  1. 海外での需要:日本車は海外で大人気。20万キロでも「まだまだ走れる」と評価される
  2. 部品としての価値:エンジン、ミッション、パーツ単位で売れる
  3. 金属資源としての価値:鉄やアルミなどのリサイクル価値がある
特に日本車は品質が高いので、海外では過走行車でも引く手あまたなんだとか。

日本では「20万キロ=ゴミ」扱いでも、海外では「まだ乗れるじゃん!」という感覚らしいです。

私がやった売却方法

結論から言うと、車買取の一括査定サービスを使いました。

一度の情報入力で複数の買取業者に査定依頼ができるやつです。
一括査定で出てきた金額
業者A(大手) 0円(買取不可)
業者B(中堅) 3万円
業者C(廃車買取専門) 8万円
業者D(海外輸出ルートあり) 12万円
同じ車なのに、業者によって0円〜12万円の差。

これ、1社だけに査定してもらっていたら絶対に損していました。

💡 過走行車を高く売るコツ
  • 複数の業者に査定してもらう:業者によって得意分野が違う
  • 廃車買取専門業者を入れる:海外輸出ルートを持っている業者は高値をつけやすい
  • メンテナンス記録があればアピール:整備履歴があると「まだ乗れる」と判断されやすい
  • 車検が残っているうちに売る:車検切れだと価値が下がる

実際の買取の流れ

一括査定に申し込んでからの流れはこんな感じでした。
売却までの流れ
1日目 一括査定サイトに申し込み。30分後から電話がバンバン鳴る
2日目 4社の出張査定を同じ日に設定(時間をずらして)
3日目 査定当日。各社から金額提示を受ける
4日目 最高額の業者と契約。書類準備
1週間後 車を引き渡し、入金確認

⚠️ 正直、電話はめちゃくちゃ来る

一括査定の唯一のデメリットは、申し込み直後から電話が鳴りまくること。私は30分で10件くらい着信がありました。これが嫌な人は、電話が少ないタイプの一括査定サービスもあるので、そちらを選んだ方がいいかも。





車を手放して、カーシェア&レンタカー生活へ

なぜ車を買い替えなかったのか

セレナを売った12万円を元に、次の車を…とも考えました。

でも、冷静に考えてみたんです。

📝 車、本当に必要?
  • 長男は高校生。もうすぐ免許を取る年齢(→自分の車を買うかも)
  • 次男は中学生。部活の送迎も電車で行ける範囲
  • 仕事は在宅メイン。通勤で車を使わない
  • 犬の散歩は徒歩で十分
  • 車を使うのは週末のまとめ買いと、たまの家族旅行くらい
よく考えたら、車を使う頻度がかなり減っていました。

それなら、必要な時だけ借りればいいんじゃないか?と。

タイムズカーシェアに入会

まず入会したのがタイムズカー(旧タイムズカーシェア)。
タイムズカーの料金(個人プラン)
月額基本料金 880円(利用料金に充当可能=実質無料)
時間料金(ベーシック) 220円/15分〜
6時間パック 4,290円
12時間パック 6,490円
ナイトパック(18時〜翌9時) 2,640円
距離料金 20km超で1kmあたり20円
ガソリン代 不要(料金に含まれる)

◎ タイムズカーのメリット
  • ステーションが多い:全国26,000ヶ所以上。自宅から徒歩5分にある
  • 15分単位で借りられる:ちょっとした買い物にも使える
  • ガソリン代込み:給油したら割引もある
  • 保険料込み:万が一の事故も補償あり
  • 24時間いつでも使える:深夜でも早朝でもOK
週末のまとめ買い(2〜3時間)や、ちょっとした用事にはタイムズカーを使っています。

長距離・長時間はニコニコレンタカー

家族旅行や帰省など、1日以上使う場合はニコニコレンタカーを使っています。
ニコニコレンタカーの料金(Sクラス・コンパクト)
12時間 2,525円〜
24時間 4,200円〜
ウィークリー(1週間) 22,000円〜
免責補償 1,100円/24時間
ニコニコレンタカーは中古車を使っているから安い

正直、車は新しくないし、ナビも古いことがある。でも、普通に走るし、1日借りて5,000円程度なら全然アリです。

◎ ニコニコレンタカーのメリット
  • とにかく安い:大手レンタカーの半額以下
  • 店舗が多い:全国1,400店舗以上(ガソリンスタンド併設が多い)
  • 乗り捨て可能な店舗も:旅行の帰りに便利




車を持つ vs 持たない、維持費を比較してみた

で、実際どれくらい安くなったのか。

車を持っていた時と、カーシェア&レンタカー生活の費用を比較してみました。

車を持っていた時の年間維持費

セレナの年間維持費(概算)
自動車税 36,000円
自動車保険 60,000円
車検(2年に1回→年換算) 60,000円
ガソリン代(月8,000円×12) 96,000円
駐車場代(月15,000円×12) 180,000円
メンテナンス・消耗品 50,000円
合計 約48万円/年
年間48万円。月に換算すると約4万円

これ、車に乗っても乗らなくてもかかる固定費です。

カーシェア&レンタカー生活の年間費用

現在の年間費用(概算)
タイムズカー月額基本料(×12) 10,560円(実質0円も可)
タイムズカー利用料(週1回2時間×52週) 約91,000円
ニコニコレンタカー(年6回×1日) 約36,000円
合計 約14万円/年
年間14万円。月に換算すると約1.2万円

📊 年間34万円の節約!

車を持っていた時:約48万円/年
カーシェア&レンタカー:約14万円/年
差額:約34万円/年

34万円あれば、家族で旅行に行けます。息子たちの教育費にも回せます。

しかも、車を持っていた時より使う頻度は変わっていない。必要な時に必要なだけ使う、というスタイルに変えただけです。




カーシェア生活のデメリットも正直に

いいことばかり書きましたが、デメリットもあります。

△ カーシェア生活のデメリット
  • 予約が埋まっていることがある:週末や連休は早めの予約が必須
  • 荷物を車に置いておけない:毎回荷物を持ち出す必要がある
  • 犬を乗せるのに気を使う:カーシェアは基本ペットNG(ケージ必須)
  • 急な外出に対応しにくい:予約なしでは使えない
  • 「自分の車」という愛着がない:これは人による
特に困るのは、犬を連れての外出

タイムズカーは基本的にペットNGなので、犬を連れて出かける時はニコニコレンタカーを使っています(ペット可の店舗あり)。

あとは、「今すぐ車を使いたい」という時に、近くのステーションが全部埋まっていると詰む。これは何度かありました。

こんな人には向かない


⚠️ カーシェア生活が向かない人
  • 毎日車通勤している人
  • 子供の送迎が毎日ある人
  • 車に荷物を常に積んでおきたい人
  • 田舎でカーシェアのステーションが近くにない人
  • 「自分の車」にこだわりがある人
逆に、週に数回しか車を使わない人、駐車場代が高い都市部に住んでいる人には、カーシェア生活は本当におすすめです。




まとめ:20万キロの車でも諦めないで

最後にまとめます。

📝 この記事のポイント
  1. 20万キロの過走行車でも売れる:海外需要や部品価値がある
  2. ディーラー下取りは避ける:0円どころか廃車費用を取られることも
  3. 一括査定で複数社に見積もりを取る:業者によって0円〜十数万円の差が出る
  4. 車を持たない選択肢もアリ:カーシェア&レンタカーで年間34万円節約できた
7年間、20万キロを共に走ったセレナ。最後まで元気に走ってくれて、しかも12万円で売れました。感謝しかありません。

そして、車を手放してみて思うのは、「なんでもっと早くこうしなかったんだろう」ということ。

固定費が減って、必要な時だけ車を使う。このシンプルな生活が、今の私には合っています。

車の売却を考えている方、過走行車だからと諦めている方の参考になれば嬉しいです。




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※この記事は個人の経験に基づく内容です。買取価格やサービス料金は時期・条件により異なります。