【後悔しない子育て】息子2人を育てて「やっておいてよかった」と思うこと7選
気づけば長男は高校生、次男は中学生。
ついこの間まで「パパ、抱っこ〜」と言っていたのに、今では私より背が高くなり、休日は友達と出かけてばかり。嬉しいような、寂しいような複雑な気持ちです。
そんな息子たちを見ていて、最近よく思うんです。
「あの時やっておいて、本当によかったな」と。
一人社長として仕事に追われながらの子育ては、正直キツかった。妻には本当に頭が上がりません。でも、振り返ってみると「これはやっておいて正解だった」と思えることがいくつかあります。
今回は、2人の息子を育ててきた父親目線で、子供のときにやっておいてよかったことを正直に語ります。
これから子育てをする方、今まさに奮闘中の方の参考になれば嬉しいです。
この記事の内容
- やっておいてよかったこと7選
- 逆にやらなくてよかったこと
- 親として大切にしてきたこと
やっておいてよかったこと7選
1. 水泳(スイミング)
| 始めた年齢 | 長男4歳、次男3歳 |
|---|---|
| 続けた期間 | 約6年(小学校卒業まで) |
| 月謝の目安 | 7,000〜8,000円程度 |
習い事の王道、スイミング。正直「みんなやってるから」くらいの軽い気持ちで始めました。
でも今思えば、これが一番やっておいてよかったかもしれません。
◎ やっておいてよかった理由
- 基礎体力がついた:2人とも風邪をひきにくくなった
- 他のスポーツに応用できた:体幹が鍛えられ、何をやっても上達が早い
- 水を怖がらなくなった:海やプールで親が楽(これ大事)
- 達成感を味わえた:級が上がるたびに自信がついていった
特に良かったのは、「努力すれば結果が出る」という成功体験を積めたこと。25m泳げた時の息子たちの顔は、今でも覚えています。
💡 アドバイス
スイミングは幼児期から始めるのがおすすめ。水への恐怖心がない時期に始めた方が、スムーズに上達します。うちは長男が少し遅かったので、最初は苦労しました。
2. 幼児期の英語教育(ディズニー英語システム)
| 始めた年齢 | 長男1歳、次男0歳 |
|---|---|
| 使った期間 | 約5年(小学校入学前まで) |
| 費用 | フルセットで約80〜100万円(当時) |
これは賛否両論あると思いますが、うちはやっておいてよかった派です。
ディズニー英語システム(DWE)は、ディズニーキャラクターを使った幼児向け英語教材。DVD、CD、絵本、カードなどがセットになっていて、遊びながら英語に触れられる仕組みです。
◎ やっておいてよかった理由
- 英語への抵抗感がゼロ:中学で英語が始まった時、2人とも苦手意識なし
- リスニング力が段違い:発音を聞き取る「耳」が育った
- 親の努力なしでインプットできた:DVDかけ流すだけで英語が耳に入る
正直、100万円近い出費は痛かったです。妻と何度も話し合いました。
でも、0〜3歳の「耳が育つ時期」に英語をたくさん聞かせておいた効果は、中学生になった今、はっきり実感しています。
長男は英語の成績が常に上位。次男も「英語だけは得意」と言っています。
⚠️ 正直に言うと…
ディズニー英語システムは「買っただけ」では効果が出ません。毎日コツコツかけ流す、一緒に遊ぶ、という親の努力が必要です。うちは妻が頑張ってくれました(感謝)。「買えば英語ペラペラ」は幻想なので、そこは覚悟が必要です。
💰 費用を抑えるなら中古という選択肢も
正規購入は高額ですが、メルカリなどで中古教材も出回っています。ただし、中古だと会員サービス(イベント参加、電話レッスンなど)が使えないので、そこは要検討。「DVDかけ流しだけでいい」なら中古で十分という意見も多いです。
3. 読書習慣をつけたこと
| 始めた年齢 | 0歳から(読み聞かせ) |
|---|---|
| かけた費用 | 図書館メインなのでほぼ無料 |
これは習い事ではないですが、やっておいて一番よかったことかもしれない。
子供が小さい頃、寝る前の読み聞かせを毎日続けました。正直、仕事で疲れて「今日はいいか…」と思う日もありましたが、できるだけ続けました。
◎ やっておいてよかった理由
- 国語力の基礎ができた:読解力、語彙力が自然に身についた
- 勉強しなくても国語の成績が良い:これ、かなりアドバンテージ
- 知的好奇心が育った:「知りたい」という気持ちが強い子に
- 親子のコミュニケーションになった:これが一番の財産かも
最近の調査でも、「子供の教育でやっておいてよかったこと」の1位は「本に触れさせる」という結果が出ているそうです(30.8%)。うちだけじゃなかったんだな、と。
💡 お金をかけずにできる
図書館を活用すれば、ほぼ無料で実践できます。うちは毎週末、図書館に通うのがルーティンでした。子供が自分で本を選ぶ楽しさも味わえますよ。
4. そろばん
| 始めた年齢 | 小学1年生 |
|---|---|
| 続けた期間 | 約4年(3級取得まで) |
| 月謝の目安 | 5,000〜6,000円程度 |
「今どきそろばん?」と思うかもしれませんが、これが意外と良かった。
◎ やっておいてよかった理由
- 暗算が得意になった:買い物の計算が一瞬でできる
- 集中力がついた:短時間で集中する訓練になった
- 数字への苦手意識がなくなった:算数・数学で有利に
特に次男は算数が得意になり、今では数学が一番の得意科目。そろばんのおかげかは分かりませんが、少なくとも数字に対する抵抗感がないのは確かです。
5. 少年野球(チームスポーツ)
| 始めた年齢 | 小学2年生 |
|---|---|
| 続けた期間 | 小学校卒業まで |
| 費用 | 月3,000円程度 + 用具代 |
長男が「野球やりたい」と言い出したのがきっかけ。正直、親の負担(当番、送迎、試合観戦)はかなり大変でした。
でも、チームスポーツで学んだことは計り知れない。
◎ やっておいてよかった理由
- 礼儀・上下関係を学んだ:挨拶がしっかりできる子に
- 仲間と協力する経験:勝っても負けてもチームで分かち合う
- 悔しさをバネにする力:負けた時の悔し泣きも良い経験
- 親子の共通話題ができた:今でも野球の話で盛り上がる
⚠️ 親の負担は覚悟しよう
少年野球は正直、親が大変です。土日の当番、送迎、お茶出し…。でも、その分子供の成長を間近で見られるのは、かけがえのない経験でした。
6. キャンプ・アウトドア体験
| 始めた年齢 | 3歳頃から |
|---|---|
| 頻度 | 年3〜4回 |
| 費用 | 初期投資(テント等)で5〜10万円 + 都度費用 |
習い事ではないですが、これも「やっておいてよかった」の上位に入ります。
子供が小さい頃から、家族でキャンプに行くようにしていました。最初はバンガロー、慣れてきたらテント泊。
◎ やっておいてよかった理由
- 「不便」を経験できた:便利な生活のありがたみを知る
- 自然の中で遊ぶ楽しさ:ゲームがなくても楽しめる子に
- 家族の絆が深まった:非日常の体験は記憶に残る
- 生きる力が身についた:火起こし、料理、テント設営など
高校生になった長男は今でも「キャンプ行きたい」と言います。家族の共通の思い出があるって、いいものですよ。
(ちなみに愛犬も一緒に連れて行くので、犬も大喜びです)
7. お手伝いの習慣化
| 始めた年齢 | 3歳頃から |
|---|---|
| 費用 | 無料 |
これも習い事ではないですが、意識的にやってきたこと。
「お手伝い」というより、「家族の一員として役割を持たせる」という感覚でやっていました。
◎ やっておいてよかった理由
- 自分のことは自分でやる習慣がついた
- 家事スキルが身についた:料理、洗濯、掃除の基本ができる
- 責任感が育った:「自分の仕事」という意識
- 将来一人暮らししても困らない:これ、親としては安心
長男は高校生になった今、自分の弁当は自分で作っています(週に数回ですが)。次男も洗濯物を畳むのは自分の担当。
最初は「やって〜」と甘えてきますが、根気よく続けると習慣になります。
逆にやらなくてよかった(後悔している)こと
正直に書くと、後悔していることもあります。
△ 後悔していること
- 習い事を詰め込みすぎた時期があった
→ 子供が疲弊して、どれも中途半端に。「量より質」が大事 - 親の希望で始めた習い事
→ 子供が興味ないと続かない。結局やめることに - 成果を求めすぎた
→ 「上手くなること」より「楽しむこと」が先だった
特に反省しているのは、長男が小学校低学年の頃。スイミング、サッカー、ピアノ、英語…と詰め込みすぎて、子供がパンクしかけました。
妻に「やりすぎじゃない?」と言われてハッとしました。
📝 学んだこと
習い事は多くても2〜3つが限界。それ以上は子供の負担になる。そして何より、「子供がやりたいこと」を優先する。親のエゴで始めた習い事は、結局続きません。
親として大切にしてきたこと
最後に、習い事うんぬんではなく、子育て全般で大切にしてきたことを。
1. 子供の意思を尊重する
「やりたい」と言ったことは、できるだけやらせる。「やりたくない」と言ったら、無理強いしない。
シンプルですが、これが一番大事だと思っています。
2. 結果より過程を褒める
「1位になった!すごい!」ではなく、「毎日練習頑張ってたもんな」と声をかけるようにしていました。
結果は運もある。でも努力は自分次第。そこを認めてあげたい。
3. 失敗を責めない
試合に負けた、テストで悪い点を取った、そんな時こそ味方でいる。
「なんで負けたんだ」ではなく、「悔しいな、次頑張ろう」と。
4. 一緒に楽しむ
子供の習い事や興味に、親も一緒に関わる。キャッチボールに付き合う、一緒に本を読む、キャンプで火起こしを教える。
「やらせる」のではなく「一緒にやる」。この姿勢が大事だったなと思います。
まとめ
長々と書いてきましたが、最後にまとめます。
📝 やっておいてよかったこと7選
- 水泳:基礎体力、成功体験
- 幼児期の英語(DWE):英語耳、苦手意識ゼロ
- 読書習慣:国語力、知的好奇心
- そろばん:暗算力、集中力
- チームスポーツ:礼儀、協調性
- キャンプ:生きる力、家族の絆
- お手伝い:自立心、責任感
📝 大切にしてきたこと
- 子供の意思を尊重する
- 結果より過程を褒める
- 失敗を責めない
- 一緒に楽しむ
子育てに正解はないし、うちのやり方が全ての家庭に合うわけではありません。
でも、一つ言えるのは、「子供と一緒に過ごした時間は、絶対に無駄にならない」ということ。
高校生と中学生になった息子たちを見ていて、心からそう思います。
これから子育てをする方、今まさに奮闘中の方、お互い頑張りましょう。
※この記事は個人の経験に基づく内容です。習い事の効果には個人差があります。